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【体験談】国際協力のメリット・デメリットとは?現場経験者がリアルに解説!

こんにちは。おぽきょです。

「国際協力の仕事って、やりがいがありそうだけど大変そう…」と感じたことはありませんか?
確かに、国際協力には理想と現実のギャップが存在します。しかしそのぶん、人生を変えるような体験や成長のチャンスも数多くあります。

この記事では、実際にJICA海外協力隊やNGO職員として国際協力の現場で働いた経験をもとに、メリットとデメリットを率直にお伝えします

進路選びに迷っている学生の方、転職やキャリアチェンジを考えている社会人の方にとって、この経験談が役に立てば嬉しいです。

国際協力の世界に一歩踏み出すかどうかを考えるヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。

 

国際協力のメリットとは?

国際協力のメリットには、「視野が広がる」「人間的に成長できる」など多くの良い点があります。

特に、現地での暮らしや活動を通じて、日本では当たり前とされる価値観が相対化される経験は貴重です。

たとえば、私は西アフリカで活動した際、水道や電気が不安定な地域での生活を経験しました。

最初は不便さに戸惑いましたが、人とのつながりや助け合いの大切さを日々の暮らしの中で実感できたことは、何よりの学びでしたし、

当時培った生きる知恵が、大きく役立っています。

さらに、

  • 国際問題に実践的に関われる
  • 世界中に友人や仲間ができる
  • 多言語や異文化への理解が深まる

といった点も、国際協力の魅力です。

一言でまとめるなら、国際協力のメリットは「自分の人生の幅が確実に広がること」だと感じています。

国際協力のデメリットとは?

一方で、国際協力にはデメリットも存在します。収入面の不安定さやキャリアの先が見えにくい点は、多くの人が感じる壁です。

私はNPOに就職した後、以前の外資系勤務と比べて収入が半減しました。また、家族や友人に仕事内容を説明してもなかなか伝わらないことも多く、理解されにくい孤独感を覚えたこともあります。

具体的には、

  • 駐在や長期出張で家庭や健康への負担がある
  • キャリアパスが一般企業に比べて不透明
  • 安定した収入が得にくい

といった点が挙げられます。

ただし、これらはあらかじめ情報収集をしておくことで、ある程度は備えることが可能です。

国際協力に関わる道を選ぶなら、理想と現実の両面を見つめるバランス感覚が大切です。

おぽきょ
おぽきょ
協力隊の同期やJICA職員、外務省職員との関係構築の中で、次のキャリアの選択肢がひらけていくことも多々あるので、積極的にアンテナを張って情報収集するのが良いです。

国際協力のやりがいは?

やりがいは人それぞれですが、現地の人の生活に変化が見えたときの達成感は格別です。

言葉が通じなくても笑顔で気持ちが伝わった瞬間、地道な活動がつながったと感じたとき、深い満足感を覚えます。

私自身、教育分野での活動を通して、手洗いの歌を一緒に歌った生徒たちが街で口ずさんだり、きっちりと手洗いをするようになったと親御さんから聞いた時は大変嬉しく感じたものです。

職種や現場の状況によって様々だと思いますが、私が感じたやりがいの例としては、

  • 小さな変化が直接目に見える
  • 一人の行動が地域全体に影響する
  • 現地の方と異文化を理解し合い、共に成長することができる

などがあります。

お金や肩書き以上に「人との関わり」で得られるやりがいは、国際協力ならではのものです。

国際協力に向いている人の特徴

国際協力には、柔軟性と思いやり、粘り強さが求められます。

完璧主義よりも、現場の状況に応じて工夫できる力が必要です。

たとえば、予期せぬトラブルや文化の違いで計画通りに進まないことが多々あります。

そんなとき、怒ったり落ち込んだりするより、「どうしたら今できる最善か?」と前向きに考えられる人が向いています。

具体的には、

  • 人と違っても気にしない性格
  • 答えが一つでなくても大丈夫な人
  • 体力や精神的なタフさがある人

こういったタイプの方は、国際協力の現場で活躍しやすいです。

また、「現地の声に耳を傾ける姿勢」もとても大切です。自分の価値観だけで動くのではなく、相手の視点に立てる力が国際協力には欠かせません。

国際協力のメリット・デメリットをふまえて考えること

最後に大切なのは、「何を大事にしたいのか」を自分自身に問い直すことです。国際協力には多くの魅力がありますが、同時に覚悟がいる働き方でもあります。

私が国際協力の道を選んだ理由は、「遠くの誰かと助け合える世の中を少しでも増やしたい」と思ったからです。この想いがあったからこそ、困難があっても続けてこられました。

迷ったときは、

  • 体験談を読む(協力隊・NPO職員などのホームページのコラムやブログ)
  • 勉強会やセミナーに参加してみる
  • 実際に関わっている人に話を聞く

などの行動から始めると、自分に合っているかが見えてきます。

まとめ

国際協力は、誰かのためでありながら、自分自身が深く成長できる道です。

メリットとデメリットの両方を知ったうえで、ぜひ一歩踏み出してみてください。

国際協力にはさまざまなメリットデメリットがありますが、どちらも「自分の価値観やライフスタイルに合うかどうか」で大きく変わります。

実際に現場で働いてみて私が感じたのは、以下のような点です。

<メリット>

  • 社会に直接貢献できる実感がある

  • 多様な文化や価値観に触れられる

  • キャリアの幅が広がる

<デメリット>

  • 収入や雇用が不安定になりがち

  • 体力的・精神的にハードな場面が多い

  • プライベートとの両立が難しいことも

だからこそ、事前に正しい情報を集め、どんな準備ができるかを考えることが大切です。

>「どの大学や進路を選べば国際協力の道に近づけるのか?」
>「未経験でも挑戦できる方法はあるのか?」

こうした疑問を持つ方には、以下の記事もおすすめです。

👉 【理系or文系】国際協力の大学・学部選び|どちらが有利?
👉 協力隊になるには?費用や条件・倍率まとめ

一歩踏み出したい気持ちがあるなら、その気持ちを大切に行動してみてください。きっと新しい道が開けていきますよ。

  • この記事を書いた人

おぽきょ

国際協力×地方暮らし×キャリア構築 | 就活回避→「海外で働く」を選択→フルリモート地方暮らし | 元JICA海外協力隊→海外大学院→大使館→NPO。国際協力・海外キャリア・リモートワークをリアルに発信しています。

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