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国際協力の仕事一覧|語学なし・新卒OKの道も紹介

こんにちは。おぽきょです。

「国際協力の仕事に興味があるけれど、どこから始めればいいか分からない」
そんな悩み、よく聞きます。

語学に自信がなくても、新卒からでも、実は始められる道があります。
本記事では、JICAやNGOなど主要な職種を紹介しながら、語学力や経験がない人にもできる仕事をピックアップ。

海外で働きたい、国際協力に関わりたいあなたの背中をそっと押します。

Table of Contents

国際協力の仕事ってどんな種類がある?

国際協力には、政府機関、国際機関、NGO、民間企業など、さまざまな働き方があります。

現地での活動だけでなく、広報、事務、支援調整など多彩な職種が存在します。

🏢 国内で始められる国際協力の仕事

① 国際協力NGOの事務職(国内勤務)

  • 主な業務:寄付管理、イベント運営、会計、会員対応、報告書作成など

  • 必要なスキル:基本的なPC操作(Excel・Word)、社会人マナー

  • ポイント:英語を使わない職場も多く、新卒採用も増加傾向

  • おすすめ導線:転職サイト or NGO求人サイトの紹介(例:JICA PARTNER)

② 自治体・行政の国際交流職

  • 主な業務:姉妹都市交流、ALT対応、多文化共生の推進

  • 必要なスキル:コミュニケーション力、日本語運用能力

  • ポイント:地域おこし協力隊や国際交流協会など、公務員枠でも応募可能

③ 開発教育・国際理解教育の講師・支援員

  • 主な業務:学校や地域でのワークショップ実施、教材作成

  • 必要なスキル:教育・ファシリテーション経験(未経験でも研修あり)

  • ポイント:NPOや教育委員会が主催するプログラムあり


✈️ 海外で経験できる国際協力の仕事(語学力不問)

④ JICA海外協力隊

  • 主な業務:教育・農業・スポーツ・保健医療など多岐にわたる

  • 必要なスキル:分野別の専門知識 or 実務経験(新卒応募も可能)

  • 語学について:事前研修あり。現地語も日本語も使える環境が多い

  • 参考リンクJICA海外協力隊公式ページや経験者の体験記リンク

私は協力隊について調べるとき、JICA海外協力隊公式ページで要請一覧を見て興味のある職種・国をある程度絞ってから

元協力隊経験者のブログなどを探して応募対策を練りました。JICAは無料セミナーもたくさん実施しているのでその機会に直接尋ねてみるのも一つ!

(私は大阪の国際交流センターに飛び込み、JICA国際協力推進員のスタッフさんに「進路相談」にいきましたよ。とっても優しく丁寧に答えて下さり、そこでもらったアドバイスが合格につながっています。)

⑤ 海外ボランティア・インターン(民間NGO)

  • 主な業務:子ども支援、農村開発、女性の自立支援など

  • 必要なスキル:特になし。参加費が必要な場合もある

  • ポイント:語学力より「現場で動ける力」が求められる

  • おすすめ導線:留学斡旋会社、NGO直営のプログラム

⑥補足:こんな人におすすめ!

タイプおすすめ職種
新卒で社会貢献したいNGO事務職・教育系支援
キャリアチェンジを考えている青年海外協力隊・自治体職員
海外に行きたいが語学が不安NGOインターン・JICA海外協力隊

🧠 語学が苦手でも挑戦できる理由

日本国内で完結する国際協力支援や、通訳を必要としないフィールド業務は基本的に日本語のみで行います。

例えばNGOの広報やイベント運営なども語学不問で挑戦しやすいです。

インターン募集なども盛んに行なっているところが多いので、国内の国際協力現場を体験してみたい学生さんにもおすすめです。

  • 多くの現場で通訳がつく or 日本語だけで通用する職務がある

  • 事務職や広報など、日本語主体の業務も多数存在

  • 研修制度が整っており、語学も含めてスキルアップ可能

🌍 (pr) 国際協力に語学力は必要?

実際に国際協力の現場では、英語やフランス語などの語学スキルが役立ちます。でも、いきなり高レベルを目指さなくてもOK。オンライン英会話で「話す練習」から始めてみましょう。

  • 1回25分から始められる
  • 無料体験レッスンあり
  • スマホだけで完結

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新卒から目指せる!キャリアのつくり方

大学在学中にインターンやボランティア経験を積むことで、国際協力への第一歩を踏み出せます。

新卒から協力隊やNPOに飛び込む人も増えています。

「どんなステップを踏んでいったらいいの・・・?」

おぽきょ
おぽきょ
気で国際協力を目指す方にとっておきの一冊がありますので、ぜひ読んでみてください。

2007年出版の本だけど、国際協力キャリアを目指すための正確な流れを把握できます。今でも私のバイブルです。

🌐 JICA・外務省・国連・NGOの違いとは?

🏛 JICA(国際協力機構)とは?

  • 日本政府の開発援助を実施する専門機関(実施機関)。

  • 主にODA(政府開発援助)を通じて、インフラ整備、人材育成、技術協力などを行う。

  • 海外協力隊や専門家派遣、開発プロジェクトの運営など、現場に密着した協力活動が多い。

  • 【キャリアの特徴】契約社員→正規職員(JICA職員)への登用は狭き門だが、協力隊経験が強みになる。

「実際に途上国で手を動かしたい人」「現場主義が好きな人」に向いている。

🏢 外務省(日本の外交機関)とは?

  • 日本の外交・安全保障・国際政策全般を司る省庁

  • JICAにODA実施を委託するなど、政策決定や資金配分の上流を担う立場

  • 海外の大使館や領事館で働く外交官や専門調査員が多く、政策寄り・マクロな視点で国際協力を行う。

  • 【キャリアの特徴】総合職(国家公務員)や外務省専門職試験、JPO(Junior Professional Officer)など。

「国家レベルの政策づくりに関わりたい」「国と国の関係構築に関心がある人」に向いている。

🇺🇳 国連(国際連合)とは?

  • 世界中の加盟国で構成される国際機関の集合体

  • UNDP(開発)、UNHCR(難民)、UNICEF(子ども)など分野別の専門機関で構成されている。

  • 各国から職員が集まり、多国籍・専門職としての採用が基本。

  • 【キャリアの特徴】英語・フランス語は必須、修士号と実務経験が条件。JPO制度は日本人にとって有利な入口。

「グローバルに通用する専門性を持って貢献したい人」「多国籍環境で働きたい人」に向いている。


👐 NGO(非政府組織)、NPO(非営利組織)とは?

  • 国や国連の機関とは独立した民間の非営利組織

  • 小規模な団体から国際的なネットワークを持つ団体まで幅広く、市民に最も近い立場から支援活動を展開。

  • 【キャリアの特徴】新卒や若手でもチャレンジ可能な求人も多く、専門性よりも現場対応力や柔軟性が重視されることも。

「草の根の活動に関わりたい人」「自由な発想で企画や事業の進め方をデザインしたい人」に向いている。


どう選べばいいの?🤔

 

組織主な役割向いている人必要な経験
JICA実施機関(現場主義)手を動かす、現場で働きたい人開発現場の経験、語学
外務省政策機関(外交・国家レベル)マクロ視点で働きたい人国家試験、語学力
国連国際機関(分野特化・多国籍)専門性で世界に貢献したい人修士号、実務経験
NGO、NPO市民団体(柔軟な現場力)現場に寄り添って動きたい人柔軟性、現地対応力 

国内でできる国際協力もある!

募金活動、難民支援、日本国内での多文化共生事業など、

海外に行かずとも国際協力に関われる選択肢があります。

おぽきょ
おぽきょ

私は20代は海外駐在の仕事を中心に選んできましたが、今は日本の地方に暮らしながら、

フルリモートで日本国内での国際協力の広報を担当しています。

🌍 私のキャリア実体験|「語学力ゼロ」から始まった国際協力の道

🔰 新卒・知識ゼロからの挑戦:JICA海外協力隊へ

私は新卒でJICA海外協力隊に応募しました。希望職種は一つしか選べず、私は熟考の末「環境教育」にしました。

当時はその分野の経験も知識もゼロ。それでも挑戦できたのは、先輩隊員のブログで「競争率が低い」「新卒でもOK」「技術補完研修がある」*と知ったから。

場所には特にこだわらず、「とにかく海外で人の役に立ちたい」という思いを、自分の言葉で何度も書き直して応募書類を仕上げました。大学のキャリアセンターで、周囲が一般企業の面接練習をしている中、私はひとり「夢を語るスピーチ」のような志望動機の練習をしていたのが、今では良い思い出です(笑)。

*「技術補完研修」はJICAが派遣前に提供してくれる専門的技術を養うための短期研修のこと。長くなるので、詳しくは別の記事で説明しますね!

🇨🇲 カメルーンでの日々:挫折と再出発

派遣先はアフリカ・カメルーン。中学校で環境教育を担当することになりました。

しかし現実は甘くありません。いくら研修でフランス語を学んだとはいえ、現地の先生や生徒との意思疎通は難しく、次第に「自分は役に立てているのか」と悩む日々に。

そんな時、救いになったのは地域の人々の存在でした。

市場で名前を覚えてくれたおばちゃん、職場の先生たちと交わす他愛もない会話。彼らの「ゆるやかな時間の流れ」に触れ、「今を生きること」の大切さを知りました。

💼 ベンチャー駐在員 → コロナ帰国 → 再びJICAへ

その後、現地での経験を活かして、カメルーンの別都市・ドゥアラでベンチャー企業の駐在員に。

しかし、新規開拓の仕事は難しく、ようやく道が開けた頃、コロナによる強制帰国。

悔しい思いを抱えつつ、今度はJICAの契約職員として、協力隊事業の調整業務に就きました。

けれども事業は一時停止状態。現場での無力感に再び直面しました。

🎓 学び直しと再出発:平和・開発の修士号を取得

このままでは終われない。私は大学院進学を決意し、アジアン・ピースビルダーズ・スカラシップ(The Nippon Foundation)を得て、コスタリカの国連平和大学とフィリピンのアテネオ・デ・マニラ大学で社会開発・環境開発を学びました。

🇲🇦 モロッコで見つけた、自分の「本当にやりたいこと」

修士を終えてからは、モロッコ日本大使館に専門調査員として就職。国際機関を目指す一方で、現地で多くの芸術家や夢を追う人々と出会い、立ち止まって考えました。

おぽきょ
おぽきょ
「自分の本当にやりたいことって、なんだろう?」

実は私は「書くこと」と「写真を撮ること」が大好きで、協力隊時代の体験を本にして自費出版した経験もあります。モロッコでは個展も開催させていただきました。

💡 好きなことを活かして、もう一度国際協力へ

忙しさの中で忘れかけていた「好き」という感情。

だからこそ、大使館の契約終了後は、自分のライフスタイルに合った働き方を選びました。

「国際協力に関わりながら、フルリモートで好きな土地で暮らす」

その思いから、日本のNPOに転職。今は国内のファンドレイジングを担当しながら、自分の表現活動も大切にしています。

✍️ この経験から伝えたいこと

  • 語学や経験がなくても、挑戦できる国際協力の道はある

  • 大切なのは「やりたい」という情熱と、自分の言葉で伝える力

  • 「好きなこと」と「社会貢献」は両立できる

🧭 あなたに合った国際協力の第一歩を探すには?

JICA海外協力隊の募集情報はこちら(準備中)

JICA海外協力隊の募集情報はこちら(準備中)

国際協力に関する講座・資格の比較はこちら(準備中)

 

初めの一歩におすすめの行動3選

思い立ったが吉日!まずは考える前に行動してみると、道はひらけていきます。

行動した先の誰かが、きっとあなたに新しい風を運んでくれるでしょう。

  • 気になる団体にインターン応募
  • 説明会・セミナーに参加
  • 経験者の話を直接聞く

🌱 (pr)国際協力を目指すなら、就活の軸づくりが大切!

国際協力に関心があっても、進路に迷っている学生は多いです。「どんな職種が向いているか」を知るには、無料のキャリア相談や、海外・NPO・社会貢献分野に強い就活支援サービスを活用するのが近道です。

  • キャリアの棚卸しができる
  • 国際系の仕事やNPO職の実例を知れる
  • 完全無料&オンライン対応

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まとめ:あなたのやり方で国際協力に関わる

国際協力の仕事は多様で、国内勤務・海外派遣・教育活動など、自分に合った形で関われます。

 語学力や経験がなくても挑戦可能な入口(JICA海外協力隊やNGOインターン等)もあり、新卒や未経験でも始めやすい選択肢があります。

JICA・外務省・国連・NGOにはそれぞれ役割の違いがあり、働き方・対象とする支援の規模・必要スキルも異なります。

実体験からも、キャリアの途中で学び直しや転職をしながら、国際協力に戻る道もあるとわかりました。

まずは身近な行動から始めてみること(情報収集・ボランティア参加・話を聞くなど)が、キャリアへの第一歩になります。

  • この記事を書いた人

おぽきょ

国際協力×地方暮らし×キャリア構築 | 就活回避→「海外で働く」を選択→フルリモート地方暮らし | 元JICA海外協力隊→海外大学院→大使館→NPO。国際協力・海外キャリア・リモートワークをリアルに発信しています。

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