「好きな生き方を選んだけれど、お給料は控えめ。このままで、将来のお金は本当に大丈夫なんだろうか…」
かつての私がそうだったように、そんな漠然とした不安を感じていませんか?
こんにちは、おぽきょです。 私は、熊本の片隅でリモートワーカーとして働きながら、特別な才能や高い収入がなくても、再現性の高い「仕組み」を作ることで、総資産1100万円を達成しました。
この記事では、私が試行錯誤の末にたどり着いた、お金の不安がゼロになる「全自動・資産形成」の全てを、包み隠さずお話しします。
これを読めば、あなたもきっと、自分らしい人生とお金の安心を両立させるための、具体的な第一歩が踏み出せるはずです。
Contents
資産1000万あっても消えなかった、かつての私のお金の「正体不明の不安」
このブログの読者の中には、「資産1000万円なんて、自分とは別世界の話だ」と感じる方もいるかもしれません。 でも、ほんの数年前まで、私自身も全く同じでした。
私の資産形成の道のりは、決して順風満帆なものではありませんでした。
出発点:奨学金返済からのスタート
JICA海外協力隊としてアフリカで2年間活動し、約200万円の貯金を作ることができましたが、そのうち150万円は、大学4年間で借りていた奨学金の返済にあてました。
母子家庭で育った私にとって、これは絶対に必要なことでした。こうして、私の本格的な資産形成は、ほぼゼロからのスタートとなったのです。
苦闘:貯金と自己投資の狭間で
その後のキャリアでも、すぐにお金が貯まったわけではありません。家賃補助のおかげで初めて100万円の貯金を達成したものの、コロナ禍で退職を余儀なくされました。
その後JICA関西で契約社員として働いた際に暮らした神戸のシェアハウスで刺激的な出会いと引き換えに、貯金がほとんどできない時期を過ごしたりもしました。
「旅は最高の投資だ」と信じて、なけなしの貯金を切り崩し、中南米を旅したこともあります(この経験に、後悔は一切ありません)。
飛躍:一つのチャンスと、地道な継続
そんな私の資産状況が劇的に変わったのが、在モロッコ日本国大使館で勤務した時です。
幸運にも、これまでのキャリアで最も良い給与をいただく機会に恵まれ、ここで一気に貯金を900万円近くまで増やすことができました。
この海外駐在の経験を経て、私は円だけでなく、ドルやユーロといった外貨で資産を持つことの重要性にも気づきました。そして、帰国後にソニー銀行で外貨預金を始めることにしたのです。
そして、もう一つ。収入が少なかった時代も、月々5,000円のNISAや、年間10万円のドル建て保険といった、小さな積立だけは、意地のように続けていました。
その結果、ある日ふと資産を計算してみると、知らない間に、合計で1,000万円を超えていたのです。
しかし、不思議なことに、私の心から「お金の不安」が消えることはなかったのです。
「この資産は、ただラッキーだっただけじゃないか?」 「このままで、将来本当に大丈夫?」 「もっと賢い、再現性のあるやり方があるんじゃないか?」
この「ゴールのない不安」こそが、私が資産形成の仕組みを徹底的に学び、このブログで紹介する「全自動・資産形成術」を構築する、本当のきっかけとなったのです。
私がたどり着いた結論:「無理な節約」より「負けない仕組み」がすべて
お金について学ぶ中で、私は一つの確信を得ました。 それは、「意志の力に頼った無理な節約や貯金は、心と体を壊す」ということです。
かつての私が「意地で」積立を続けていたように、日々の楽しみを全て犠牲にして切り詰める生活は、長続きしません。人生は、将来のために「今」を我慢するだけの期間ではないはずです。
本当のゴールは、お金のことを四六時中考えなくても、勝手にお金が貯まり、増えていく「仕組み」を作り上げ、安心して「今を全力で楽しむ」こと。
そのために必要なのは、「高い収入」でも「鋼の意志」でもありません。 一度作れば、あとは自動で機能してくれる、シンプルで、負けない「仕組み」だったのです。
【給与明細のリアル】私の「手取り16.6万円」のカラクリと、最強の節税術
私の給与の総支給額(額面)は、月々約21万円です。
年収に換算すると、額面年収は約252万円になります。
「あれ、でも手取りは16.6万円って言ってなかった?」
はい、その通りです。この「額面」と「手取り」の差に、私の資産形成における、一つの大きな「秘密」が隠されています。
それは、「はぐくみ年金」という制度を活用して、給与から毎月4.4万円を天引きで貯蓄していることです。
これは、ただの貯金ではありません。 給与から天引きされることで、その分が非課税になり、支払うべき所得税や住民税が安くなる、という非常に強力な節税メリットを持った制度なのです。
つまり、私は、「お給料をもらう前に、税金がかからない形で、強制的に未来のための貯金(4.4万円)を済ませてしまう」ということをしています。
この「天引き」と、通常の税金などが引かれた結果、私の銀行口座に実際に振り込まれる「手取り額」が、約16.6万円になる、というわけです。
この「税金を払う前に、貯金する」という考え方こそが、収入が限られている中でも、力強く資産を増やしていくための、私の戦略の第一歩なのです。
この「はぐくみ年金」という制度は、私が勤務するNPOが職員のために導入してくれた、非常に恵まれた福利厚生の一つです。
こうした新しい制度を積極的に取り入れ、職員の将来を考えてくれる組織で働けていることに、心から感謝しています。
そのため、全ての方が同じように真似できるものではないかもしれません。
しかし、大切なのは「給与天引き」と「税金の控除」という仕組みを活用するという考え方そのものです。
お勤めの会社にiDeCo+(イデコプラス)や、他の年金制度がないか、一度確認してみる価値は十分にあります。
【守りの布陣】お金の要塞「ソニー銀行」の3階建て活用術
まず、全ての土台となるのが「守り」です。私はソニー銀行の中に、役割の違う3つのフロアを作りました。
- 3階:生活防衛資金(240万円) 絶対に手を付けない「聖域」。病気や失業など、人生の万が一の事態から、私と大切な人を守ってくれる最後の砦です。
- 2階:経費立替バッファー(30万円) 仕事の経費立替や、高額なカード払いに対応する防波堤。日々のキャッシュフローの大きな波を吸収してくれます。
- 1階:日常生活フロア(20万円) 毎月の生活費と、旅行や交際費などの「楽しむためのお金」が入る場所。この範囲内なら、罪悪感なく自由に使ってOK、という心の余裕を生み出してくれます。
【攻めの布陣】資産を育てるエンジン「楽天証券NISA」
守りを固めたら、次はお金を育てます。その主役がNISAです。 無数の選択肢の中から、私は「S&P500を主役(8割)、オルカンを脇役(2割)」という布陣を選びました。
これは、「これからも世界経済をリードするであろう米国に、資産の大部分を託す」という私の信念と、
「それでも、米国以外の成長も取りこぼさない」というリスク分散を両立させた、私にとっての最適解です。
ただ、この組み合わせは、あくまで「今の私が、最も納得できる」というだけの、個人的な結論です。
大切なのは、あなた自身が「これなら、自分の未来を託せる」と心から思える投資先を見つけること。
そのためには、少しだけ時間をとって、投資信託の目論見書(設計図のようなもの)を眺めてみることをお勧めします。
「難しそう…」と感じるかもしれませんが、大丈夫。 私が目論見書の見方を学ぶために観ていた、こちらの動画がとても分かりやすくておすすめです!
ぜひ、「世界を応援する」という、新しい視点で投資を楽しんでみてください。
【心臓部】ハブ空港「楽天銀行」で、毎月のお金の流れを全自動化する
そして、この「守り」と「攻め」を繋ぐのが、お金の流れを自動化する心臓部、楽天銀行です。
- 給与入金: 毎月、お給料がここに振り込まれます。
- 自動出発: 決まった日に、会社の運営する「はぐくみ年金」(4.4万円)、共同貯金(2万円)、NISA(2万円)が、それぞれの目的地へ自動で引き落とされます。
- 自動送金: 生活費(約11万円)が、ソニー銀行へ自動で送金されます。
- 待機: 残ったお金は、潤滑油(15万円)や、車の購入などのための戦略的待機資金として、静かにその場で待機します。
この仕組みのおかげで、私はもう、毎月お金のやりくりに頭を悩ませることはありません。
【結果】手取り16.6万の月でも、資産は毎月8万円増えていく「お金の絵本」
「手取り16.6万円で、毎月投資や貯金に10万円以上も回せるなんて、信じられない」
「生活費安すぎ・・・! きっと、仙人のような節約生活をしているに違いない…」
そう思われる方もいるかもしれませんね。
では、この仕組みで、本当に資産は増えるのでしょうか? 残業がなかった、一番収入が少ない月を例に、私のお金のリアルな動きを見てみましょう。
まず、手取り16.6万円とは別に、給与天引きで未来のための資産が自動で積み立てられています。
次に、実際に銀行に振り込まれた手取り16.6万円の中から、生活費やその他の投資・貯蓄を支払います。
手取り16.6万円から、これらの支出を引くと…
166,000円(手取り) - 131,000円(支出) = **+35,000円**
なんと、残業が全くない月でさえ、手元に3.5万円の現金が残る計算になります。 そして、これに給与天引き分のはぐくみ年金を加えると…
+35,000円(手元の現金) + 44,000円(はぐくみ年金) = 月々81,000円のプラス
そう、たとえ残業が全くなかった月でも、私の総資産は年間約97万円のペースで、着実に増え続けていくのです。
この「毎月必ず黒字になる」という盤石な家計こそが、お金の不安をゼロにし、安心して未来への投資を続けることを可能にしてくれる、私のシステムの心臓部なのです。
さいごに:お金の不安から解放されて、本当に大切なことに時間を使おう
私がこの数ヶ月で作り上げたのは、単なる資産形成の仕組みではありません。
それは、「お金の心配」という人生の大きなノイズから自分を解放し、本当に大切なこと(身近な人との時間、新しい挑戦、そして日々の暮らしの楽しみ)に、心と時間を使うための「人生の基盤」です。
特別なスキルも、高い収入も必要ありません。 正しい知識で、自分に合った「仕組み」さえ作れば、誰でもお金の不安から自由になれる。
このブログが、かつての私と同じように悩むあなたにとって、その一助となれれば、これほど嬉しいことはありません。
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