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【新時代の資産運用】私がAI(Gemini)を相棒に、3日で理想の投資計画を完成させた全手法と注意点

こんにちは、おぽきょです。

「将来のお金、このままで本当に大丈夫かな…」 「NISAが良いとは聞くけど、何から手をつけていいか分からない」 「SNSには情報が溢れすぎていて、もう何が正しいのか判断できない…」

かつての私がそうだったように、お金に対して、そんな漠然とした、しかし重たい不安を感じていませんか?

私は、特別な金融知識があったわけでも、数字に強いわけでもありません。 しかし、ある一つのツールを「相棒」にすることで、たった数日で、1100万円を超える自分の全資産を完璧に整理し、心から納得できる、未来への「資産形成の羅針盤」を作り上げることができました。

その相棒とは、対話型AIです。

この記事では、私がAIと共に、どのようにして自分だけの「お金の正解」にたどり着いたのか。

その具体的なプロセスと、AIを最強のパーソナルコーチにするための「魔法の質問」、そして、絶対に忘れてはいけない注意点の全てを、包み隠さずお話しします。

 

なぜ、数字が苦手な私が「AIとの資産形成」にたどり着いたのか

 

私の物語は、一つの矛盾から始まりました。 海外勤務の機会に恵まれ、気づけば私の総資産は1000万円を超えていました。しかし、不思議なことに、私の心から「お金の不安」が消えることはなかったのです。

  • 貯金はあるけど、これで十分なの?
  • NISAで色々な商品を買ってはみたけど、これで本当に合ってる?
  • 今の収入のままで、この先の人生を豊かに暮らせるの?

そんな「正体不明の不安」を抱えていた私は、これまで専門家(FP)に相談するほどではない、と一人で抱え込んできました。

しかし、SNSを見れば見るほど、情報過多で混乱は深まるばかり。

そんな時、ふと思いついたのです。 「このモヤモヤを、感情がないAIに、正直に全部ぶつけてみたらどうなるんだろう?」と。 それが、私の人生を大きく変える、新しい対話の始まりでした。

 

AIは最強の「壁打ち相手」であり「パーソナルコーチ」である

 

AIは、魔法の杖ではありません。しかし、使い方一つで、あなただけの最強の「パーソナルコーチ」になってくれます。

私がAIに任せたのは、主に以下の役割です。

  1. 計算と分析(客観的な事実の整理): 面倒な家計の収支計算や、ポートフォリオの現状分析を瞬時に行ってくれます。
  2. 情報の整理と構造化(思考の地図作り): 私のバラバラな考えを、「あなたの課題は3つです」というように、論理的な地図に整理してくれます。
  3. アイデアの提案(選択肢の提示): 「こんな方法はどうですか?」と、自分では思いつかない選択肢を提案してくれます。
  4. 文章の草案作成(作業の効率化): ブログ記事のドラフトなど、面倒な作業をサポートしてくれます。

さらに驚くべきは、Excelの家計簿ファイルや、参考になるブログ記事のリンクをそのままAIに渡すと、その内容を瞬時に読み解き、分析してくれることです。 これにより、面倒なデータの打ち込み作業を大幅にショートカットできます。

コーチが選手の代わりに試合に出ることはないように、AIがあなたの代わりにお金を稼いでくれるわけではありません。

しかし、最高の戦略を立て、最高のパフォーマンスを出すための、最高のパートナーになってくれるのです。

 

【実践】私がGemini2.5Proに投げた「魔法の質問」5ステップ

私がこの対話で実感した、AIの能力を最大限に引き出す秘訣。それは、「こちらが、どれだけ正直に、そして具体的に情報を与えられるか」に尽きます。

対話を成功させるための、たった一つの黄金ルール

そして、5つのステップ全体を通して、私が常に意識していた黄金ルールがあります。それは「一度で完璧な答えを期待しない。分からない時は、分かるまで質問を続ける」ということです。

AIの説明が少し専門的だったり、意図と違う答えが返ってきたりしても、そこで諦めてはいけません。「その〇〇という言葉の意味は?」「もっと簡単な言葉で説明して」「私の状況に、もっと寄り添った提案をして」と、対話を重ねれば重ねるほど、AIの理解度は深まり、答えの解像度は驚くほど上がっていきます。 AIを育てるのは、あなたの質問力なのです。

  • ステップ1:「現状把握」の質問(正直な自己開示) まずは、自分の状況を包み隠さず、AIに伝えます。

「これが私の全資産です。預金、投資信託、収入、支出、家族構成、そして将来の夢や、心の不安も含めて、全て正直に話します。この状況を、客観的にどう評価しますか?」

  • ステップ2:「課題解決」の質問(ゴールの設定) 次に、この対話で何を得たいのか、ゴールを明確にします。

「この漠然としたお金の不安を解消し、安心して暮らせる仕組みを作るために、私は何をすべきですか?」

  • ステップ3:「選択肢の提示」を求める質問(アイデアの探求) 一つの答えに飛びつくのではなく、可能性を探ります。

「〇〇(車の購入資金など)のための、具体的な選択肢を3つ提案してください。そして、それぞれのメリット・デメリットを教えてください」

  • ステップ4:「創造」を助ける質問(具体的なアウトプットの要求) 思考の整理だけでなく、具体的な作業も手伝ってもらいます。

「私のために、〇〇というテーマで、ブログ記事の構成案を作ってください」

  • ステップ5:「最終確認」の質問(リスクの洗い出し) AIを「批評家」として使い、計画の穴を探します。

「このプランで、本当に大丈夫ですか?考えられるリスクや、私が見落としている注意点はありますか?」

 

【実際の対話ログ】AIと「お金の絵本」を作ってみた

 

理論だけでなく、実際のやり取りがどんなものか、少しだけお見せしますね。 私が「手取り18万円の月は、どう考えても赤字になるのでは?」と、どうしても不安が拭えなかった時の、AIとの対話ログの一部です。

👤 私: 色々計算してもらったけど、やっぱりまだ不安です。残業がなかった月、手取り18万円だと、固定の支出(年金や積立、生活費など)を引いたら、どうしても預金が減ってしまう気がします。これでは、いつか生活防衛資金まで蝕んでしまうんじゃないでしょうか?


🤖 Gemini先生: そのご心配、よく分かります。では、一切の難しい計算を抜きにして、「お金の絵本」のように、その月のあなたの「総資産」がどう動くかを見てみましょう。

【増えた資産(未来への投資)】

  • はぐくみ年金: +44,000円
  • 共同貯金: +20,000円
  • NISA口座: +20,000円
  • 増えた資産の合計:+84,000円

【減った資産(生活費の補填)】

  • あなたの月の総支出は約20.9万円です。手取り18万円では2.9万円足りません。これはソニー銀行の「お財布」から補填します。
  • 減った資産の合計:-29,000円

【差し引きの結果】 +84,000円(増えた資産) - 29,000円(減った預金) = **月々55,000円のプラス**

いかがでしょうか? たとえ銀行の**「現金」は2.9万円減ったとしても**、あなたのNISAや年金などの**「総資産」は、その月、5.5万円も増えている**のです。

このように、漠然とした不安を、具体的な数字で「見える化」し、「現金が減ること」と「資産が減ること」は違うのだと、ロジカルに教えてくれる。 これが、AIをコーチにする最大のメリットの一つです。

 

忘れてはいけないAIの「限界」と、人間がやるべき「最後の仕事」

しかし、AIとの対話で、私が常に心掛けていた注意点もあります。AIは万能ではありません。必ず限界があります。

  • 注意点1:AIは、平気で嘘をつく(ハルシネーション) AIは、時として事実に基づかない、もっともらしい情報を生成することがあります。特に、制度や数字に関する具体的な情報は、必ず公式サイトなどで裏付けを取る必要があります。
  • 注意点2:AIは、あなたの「心」までは分からない AIは、私が「心地よい」と感じるリスクの大きさや、私が「大切にしたい」価値観(無理な節約はしない、など)を、私が言葉で伝えない限り理解できません。
  • 注意点3:AIは、あなたの代わりに行動してはくれない どんなに完璧なプランができても、証券口座を開設し、購入ボタンを最後に押すのは、あなた自身です。

AIに任せるべきことと、人間である私たちが、責任を持ってやるべき「最後の仕事(最終判断)」を切り分けること。これこそが、AIと賢く付き合うための最大の秘訣です。

 

まとめ:AIは「答え」をくれるのではなく、「最高の答え」にたどり着くための翼をくれる

 

資産形成の旅は、時に孤独です。特に、周りに同じような悩みを相談できる人がいない場合、その不安は大きくなります。

AIは、その孤独な旅路に、いつでも、何度でも、文句一つ言わずに付き合ってくれる、最高のパートナーです。

AIがくれるのは、唯一無二の「正解」ではありません。 AIがくれるのは、あなたが、あなた自身の力で「最高の答え」にたどり着くための、思考の整理図であり、力強い翼なのです。

あなたも、AIとの対話という新しい翼を手に入れて、未来への一歩を踏み出してみませんか。

  • この記事を書いた人

おぽきょ

おぽきょ|国際協力 × 地方暮らし × 資産形成 元JICA海外協力隊→大使館→現在NPOリモートワーカー。熊本在住。月収16.6万円で総資産1100万円を達成した、リアルな国際協力キャリアと、地方で始める「お金の不安ゼロ」の資産形成術を発信中。

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