国際協力キャリア

【国際協力の転職】「地方リモート」を叶えたのは「JICA PARTNER」のスカウト機能でした【全技術公開】

こんにちは。元JICA海外協力隊で、現在は熊本からNPOにフルリモート勤務している、おぽきょです。

「国際協力の仕事は続けたい。でも、ずっと海外を転々とするのは、もう難しいかもしれない…」 「地方で、心穏やかに暮らしながら、これまでのキャリアを活かせる仕事なんて、本当にあるんだろうか?」

かつて、モロッコの日本国大使館で働きながら、来る日も来る日も求人サイトを眺め、そんな途方もない不安の中にいたのが、何を隠そう、私自身です。

この記事では、そんな私が“たった一つ”の求人サイトを信じ抜き、最終的に「スカウトメール」経由で、現在の熊本でのNPOフルリモート勤務という理想の仕事にたどり着いた、超具体的なプロセスを全てお話しします。

この記事を読めば、あなたが理想の働き方を見つけるための、最も賢く、最も確実な「近道」がわかります。

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理想と現実の壁:「普通の転職サイト」では、理想の仕事は見つからない

 

モロッコでの任期が終わりに近づく中、私はまず、一般的な大手転職サイトや、熊本県の求人情報を探してみました。 しかし、すぐに厳しい現実に直面します。

  • 大手転職サイト: 「リモート可」の求人はあっても、そのほとんどがITや事務系の単調な作業。私の「国際協力」という経験が活かせるものは、皆無でした。
  • 地方の求人情報: 熊本県内の求人には、もちろんやりがいのある仕事もたくさんありました。しかし、私の「語学力」や「海外経験」を、専門スキルとして評価してくれる場所は、残念ながら見つけられませんでした。

「私のこれまでのキャリアは、地方では役に立たないのかもしれない…」 そんな絶望的な気持ちにさえ、なりました。

 

私が「JICA PARTNER」だけを信じた、たった一つの理由

 

そんな中で、私が最終的に「ここしかない」と信じて、毎日チェックし続けたのが、国際協力専門の求人サイト「JICA PARTNER」です。

なぜなら、ここには、他のサイトにはない、たった一つの決定的な強みがあったからです。 それは、「求人を出す側(NPOや国際機関)が、私たちの経歴の価値を、100%理解してくれている」ということ。

「JICA海外協力隊」「専門調査員」「ファンドレイジング」… 一般の転職市場では特殊に見えるこれらの経験が、JICA PARTNERの中では「最高の強み」として通用する。私は、この場所でなら、必ず道が拓けると信じていました。

【最重要】「攻め」ではなく「待ち」の転職活動へ。スカウトを呼び込む、最強のプロフィール術

しかし、ただ求人を眺めているだけでは、状況は変わりませんでした。 そこで私は、戦略を「自分から探しに行く」から「相手から見つけてもらう」へと、180度転換したのです。

JICA PARTNERには、自分の経歴を登録しておくと、それを見た団体から直接オファーが届く「スカウト機能」があります。自分の希望通りにスカウトが届くとは限りませんが、思いがけない理想のキャリアを掴むチャンスになることもあるんだ!と筆者は驚いています。

以下が、私が実践した、スカウトを呼び込むための具体的なプロフィール設定術です。

プロフィールを「未来の応募書類」として、完璧に書き込む

まず、学歴、職歴、語学力、保有資格など、登録できる全ての項目を、一切手を抜かずに、完璧に埋めました。「いつでも面接に呼ばれる、最高の応募書類」を、オンライン上に作り上げるイメージです。

 

「希望条件」で、自分の理想を“正直に”伝える

そして最も重要なのが、希望条件の欄です。私はここで、自分の理想を、正直に、しかし強く設定しました。

  • 希望勤務形態: 「リモートワーク可」にチェック
  • 希望勤務地: 「国内外問わず」(地方を含む)
  • 自己PR欄: これまでの経験に加え、「今後は、日本の地方を拠点に、これまでの国際協力の経験を活かして、ファンドレイジングの分野で貢献したい」という、具体的な未来のビジョンを書き込みました。

 

あとは、「待つ」。

プロフィールを完璧に仕上げたら、あとは焦らず、日々の仕事をしながら、ただ「待つ」。 自分という名の「最高の釣り針」を、理想の魚(団体)しか泳いでいない、最高の釣り堀(JICA PARTNER)に垂らして、じっと待つ。それが、私の新しい戦略でした。

 

【実録】一通のスカウトメールが、人生を変えた日

モロッコで働いていたある日、JICA PARTNERから一通のスカウトメールが届きました。 それが、今、私が働くNPOからの、最初の連絡でした。

正直に言うと、その時の私の気持ちは、「鳥肌が立つような興奮」とは遠く離れたむしろ、 「NPOで働くのは初めてだけど、大丈夫だろうか? 「フルリモートは要相談とあるけど、本当に地方で暮らせる?」 という不安でした。

しかし、その団体のホームページを隅々まで読み込み、ウガンダやコンゴ、ウクライナでの素晴らしい活動を知るうちに、私の心は少しずつ惹きつけられていきました。

そして、最終的に私の入職を決意させたのは、オンラインでの「面接」でした。

画面の向こう側にいた職員の方々は、とても穏やかで、互いを尊重し合っているのが伝わってくる、温かい雰囲気を持っていました。 ここでなら、私も自分らしく、チームの一員として貢献できるかもしれない。

「提示された給与で、本当に生活していけるのだろうか…」 という、慎重な気持ちと、大きな不安はあったものの、入職を決めました。

「給与面での不安」と「活動へのワクワク」が入り混じった、複雑な気持ちのまま、私は最後の一歩を踏み出すことを決めたのです。

 

🪝「給与の不安」を乗り越えられた“本当の理由”

もちろん、最後の一歩を踏み出せたのは「ワクワク」だけではありません。

私には、たとえNPOの控えめな収入(月収16.6万円)でも、「お金の不安をゼロにできる」という確固たる“仕組み”があったからです。

この「やりがい」と「お金」を両立させるための「全自動・資産形成術」こそが、私の転職を支えた、もう一つの武器でした。

🔗  【全公開】手取り16.6万で資産1100万。私の「全自動・資産形成術」

まとめ:最高の仕事は、「探す」のではなく「見つけてもらう」

もしあなたが、今の仕事に悩みながら、次のキャリアを探しているなら。 やみくもに応募書類を送り続ける「攻め」の転職活動だけでなく、

自分という価値を完璧に棚卸しし、最高の釣り針を用意して待つ、「待ち」の転職活動を、ぜひ試してみてください。

今すぐJICA PARTNERに登録し、あなたの「未来の応募書類」を準備しておくこと。 それが、理想の働き方への、最も確実で、最も賢い第一歩です。


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  • この記事を書いた人

おぽきょ

おぽきょ|「やりがい」と「お金」を両立する人。大使館時代の“種銭”をNISAで“育て”総資産1100万に。その“仕組み”で、月収16.6万のNPO(熊本)でも「お金の不安ゼロ」で暮らす術を発信中。元JICA海外協力隊🇨🇲|元アフリカ大使館職員|ブログは↓の固定ツイートから

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