こんにちは、おぽきょです。
「夜遅くまで、もう少しだけ頑張らなきゃ」
「休日に予定を入れないと、時間を無駄にした気がする」
かつての私がそうだったように、あなたは「頑張ること」に少しだけ、疲れていませんか?
この記事では、私が自分の体質と、海外での経験を通じて学んだ「活動限界」という概念についてお話しします。

それは、燃え尽きずに、長く、健やかに走り続けるために、私たちが知っておくべき、自分だけの「取扱説明書」のようなものです。
この記事は、生産性を上げるためのテクニックではありません。
むしろ、生産性を手放し、自分を大切にするための、少しだけわがままな哲学です。
[ez-toc]
私の「活動限界」は、夜22時です
まず、正直に告白します。
私は、夜にめっぽう弱いです。夜更かししたくても、できません。
シラフでも、夜22時を過ぎると、自然と目が座り、思考が停止し、まぶたが開かなくなります。
友人たちにも「そろそろ、おねむの時間だね」と笑われる始末。
私は、この22時から23時の間を、敬意を込めて、自分自身の「活動限界」と呼んでいます。
若い頃は、この体質がコンプレックスでした。
しかし、長い海外生活を経て、私はようやく気づいたのです。
これは、私の心と体を守るための、ギフトなんだと。
「限界」を無視し続けた、モロッコでの後悔
私がこの「活動限界」の大切さを痛感したのは、モロッコでの滞在が、終わりに近づいていた頃でした。
「もうすぐ、この国を去る」
そう思った瞬間、私の心に、強烈な焦りが生まれました。
「まだ会っていない人がいる」
「まだ行けていない場所がある」
「もっと、この国の全てを吸収しなければ」
それまでの私は、仕事が終わると家で静かに過ごす、内向的な時間を大切にしていました。
しかし、最後のカウントダウンが始まった途端、私は自分の「活動限界」を無視して、夜遅くまで送別会に参加し、予定を詰め込むようになったのです。
なぜ、最後の最後になって、こんなにも必死になるのだろう?時間は、たっぷりあったはずなのに。
私たちが、本当に受け入れるべき「限界」
自分が起きていられる時間は、限られている。自分がこの場所にいられる時間は、限られている。
自分が大切な人と一緒にいられる時間は、限られている。そして、自分が「生きていられる」時間は、限られている。
私たちは、この当たり前の事実を、知っているはずなのに、日々の忙しさの中で、つい忘れてしまいます。
そして、締め切りが迫ってきて初めて、その「限り」を思い出し、後悔するのです。
まとめ
「活動限界」を知ることは、人生を豊かにする第一歩
あのモロッコでの焦りの経験から、私は学びました。
大切なのは、「限り」に抗って、睡眠時間を削り、無理やり活動時間を伸ばすことではない。
むしろ、自分には「限界」があるという事実を、潔く受け入れること。
そして、その限られた、エネルギーに満ちた時間の中で、
「自分にとって、本当に大切なことは何か?」
「誰と、どんな時間を過ごしたいのか?」
を、真剣に選び抜いていくこと。
それこそが、私たちの人生を、もっと深く、もっと豊かにしてくれるのだと、私は信じています。
あなたの「活動限界」は、何時ですか?
その時間を知ることが、あなたが「自分らしい、穏やかな人生」を送るための、最も確実な第一歩になるはずです。
【関連記事のご案内】
あなたの「活動限界」を知るヒントになりましたか?
① 私の「心の拠り所」についての、もう一つのはなし 🔗 人生は忙しい。けれど私は一体、なんの上で回っているのだっけ。
② なぜ私が、こんな「葛藤」を抱えるようになったのか(私の全物語) 🔗 【運営者情報】おぽきょのプロフィール|就活失敗から資産1100万を築いた私の全記録
③ 私の「哲学」と「お金」が繋がった、少し苦い“原点”のはなし 🔗 私がMLMに挑戦して、1年で辞めた理由|「コミュニティ」と「お金」の、少し苦い話
